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雲林六房媽過炉(行事・信仰)

寺院による管理が行われていない台湾で最大規模の媽祖信仰
雲林六房媽過炉(行事・信仰)
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所在地: 雲林県斗六市斗六市(大北勢股)、虎尾鎮(過渓股)、斗南鎮(斗南股)、大埤郷(五間厝股)、土庫鎮(土庫股)
経 緯 度: 120.46217,23.66644
料金: 無料
利用できる日:
1.毎年旧暦4月に五股が交代で六房媽過炉を主催します(虎尾-斗南-大埤-土庫-斗六) 2.六房媽紅壇は通年開放
利用できる時間帯:
午前8時~午後9時
主催機関: 中華民国六房媽会
関係機関のURL: 
E-mail: 
お問い合わせ: (05)662-6377

景観の価値

六房媽信仰は台湾国内に現存する寺院による管理が行われていない媽祖(天上聖母)信仰の中で最大規模の信仰圏を誇っています。雲林「六房媽」過炉は交代で祭祀を担当する制度を数百年にわたって受け継いでおり、歳月とともに地元の人々の共通の信仰へと発展を遂げています。閉鎖的な宗教活動であることから、特に紅壇の設置、出発、安座などの祭祀儀式には台湾の伝統的な古い儀式が数多く残されており、雲林地区の36の村から組織される5つの集団「五股」の信徒たちによって地域特有の信仰文化が形成されています。

歴史と沿革

雲林六房媽は雲林県の斗六市、虎尾鎮、斗南鎮、大埤郷、土庫鎮などの住民が祀る神様で、廟に祀られているのではなく、炉主が設置する「紅壇」(一時的に建てられる祭壇)に安置され、台湾で最も特殊な信仰活動の一つに数えられています。六房媽信仰の起源は中国大北勢の林姓の家族にあり、福建省莆田の九牧林氏の家系(南靖派)が今からおよそ300年前の清の順治年間に台湾に移民した際、九牧林に代々伝わる「六房老姑婆」を持ち込んで祀ったことが始まりだと言われています。「天上聖母」の林默娘は、莆田の九牧林氏の六男の家系の子孫だったため、他の家系の子孫たちは天上聖母を「六房老姑婆」と呼びました。これが六房媽の名称の由来です。六房媽は雲林地区の5つの郷鎮市内にある36の村を規模の異なる5つの集団に分けた「五股」が決められた順番に従って毎年旧暦4月に交代で祀っています。毎年執り行われる過炉巡行は雲林県で最も重要な宗教行事の一つで、近年では社会の形態の変化に伴い、信徒の移住や伝聞によって六房媽の祭祀規模が徐々に拡大しており、組織の動員方法にも変化が生じています。雲林六房媽過炉は2013年に雲林県の無形文化財に登録されています。

特色あるナビゲーショ

雲林六房媽過炉(行事・信仰)平面図で標示雲林六房媽過炉(行事・信仰)各ガイド項目、ガイド項目4ページ、詳しいコンテンツは下をご覧ください。
1儀式の流れ

紅壇の設置徒歩巡行

雲林六房媽祖過炉の儀式では、雲林県の斗六市、虎尾鎮、斗南鎮、大埤郷、土庫鎮などにある36の村の住民が5つの集団「五股」に分かれ、共同で天上聖母を祀り、毎年五股の村が順番で、擲筊によってその年の炉主を選出します。儀式は次の流れで行われます。
一、擲筊による炉主の選出:その年の六房媽の祭祀を主催する村が過炉の前年の旧暦月の第2土曜日または日曜日に擲筊によって炉主を選出し、新たに任命された炉主は翌年の過炉の進行を担当します。
二、役割の割り当て:五股の36の村の代表、理監事、各分会の代表、理監事によって構成される中華民国六房媽会がその年の炉主との組織会議を招集し、過炉巡行のルート、公廟の参拝の儀式、次の炉主への引き継ぎの儀式などの役割を割り当てます。
三、紅壇の設置:過炉の前週に、神様が一時的に安座し、信徒が参拝するための紅壇を設置します。
四、過炉当日の徒歩巡行:過炉当日の出発1時間前に、新旧の炉主が儀式に関連する品々の引き渡しを行います。神輿と信徒は前年の紅壇から出発し、その年に新しく建てられた紅壇へ向かいます。巡行の際、隊列は四大将公が先頭に立って道を切り拓き、その後ろに各股の陣頭や信徒が順番に続きます。
五、当年の紅壇安座儀式:神輿が到着した後、その年の紅壇の安座儀式を行います。

2特殊な交代制

六房媽過炉の儀式は300年以上にわたって受け継がれてきたもので、雲林県の斗六市、斗南鎮、虎尾鎮、土庫鎮、大埤郷などの5つの郷鎮市内にある里、村、社区から組織される土庫股、斗南股、五間厝股、大北勢股、過渓股の「五股」が毎年交代で祭祀を担当します。各股ではさらに小さな組分けがされており、例えば、斗南股は5年ごとに一度祭祀を担当しますが、斗南股の管轄下には5つの炉があるため、各炉に順番が回ってくるのは25年に一度となります。また、毎年旧暦2月の第1土曜日または日曜日にその年の旧暦4月の徒歩巡行過炉の日程が決定されます。

3紅壇

紅壇紅壇六房媽は旧暦4月に毎年異なる場所に祀られます。六房媽の祭祀を主催する「股」が日程に従って「炉主」を選出し、六房媽を祀る「紅壇」を設置するとともに作業の引き継ぎを手配し、六房媽の神像と公有財産の保管を担当します。紅壇とは神様を一時的に安座し、信徒が参拝するための場所で、仮設用の建材が使用されることと伝統的な寺院に見られる装飾芸術が施されないこと以外は一般的な寺院と大きな違いはありません。六房媽過炉は閉鎖的な宗教活動であることから、紅壇の祭祀儀式には台湾の伝統的な古い儀式が数多く残されています。

4分旗脚

六房媽過炉の巡行において最も人情味が感じられるのが「分旗脚」と呼ばれる風習です。これは、五股のうち六房媽の祭祀を担当する股の信徒は過炉巡行に参加する必要がないため、食べ物や飲み物を準備して、苦労して巡行する他の四股の信徒をもてなすというものです。巡行に参加した隊列が全行程を歩き終わると、祭祀担当の股の里長が他の股の人々を招いて食事をふるまいます。これは「接頭旗」と呼ばれる習慣で、ほとんどの人にとって5年に一度しか訪れない場所で、食事がふるまわれる場所も毎回異なり、お互い面識はないものの、会場には和やかな雰囲気が漂います。

ひとことアドバイス

六房媽は特定の寺院に祀られているものではないため、巡行ルートは毎年異なります。巡行への参加希望者は事前に中華民国六房媽会までお問い合わせいただくか、または六房媽Facebookページで促進会理事長の林庚申氏までお問い合わせください(電話番号:0932-587-955)。宿泊施設をお探しの方は、関係寺院の参拝者用宿泊施設をご利用いただくか、またはご自身でホテルをお探しください。

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