円通禅寺は新北市中和区の山間にあり、山裾をフォルモサ高速道路(国道3号)が走っています。ここは、妙清尼師(1900~1955年)が山を拓いて創建した大乗仏教曹洞宗の寺で、昔の台湾では数少ない尼寺でもあります。 円通禅寺の建築群は山を背にして建てられています。また、山壁には弥勒仏の彫刻や「佛」の字が掘られた岩があります。建物は日本建築と唐風建築を融合したもので、細部の装飾や梁、柱などはバロック様式を模しています。様式は多様ながら、全体を見ればどれかが突出することもなく調和が取れており、建築家のバランスへのこだわりが見て取れます。 建築群の周辺は静かな山林で、烘炉塞山と同一山系に属し、多数の遊歩道が整備されています。新北市政府は、この場所を新北市登山道の一つとして「円通寺越嶺烘炉地登山道」の整備に着手しました。参拝ついでに遊歩道の散策もできます。見晴らしのよい遊歩道からは中和・永和地区を見下ろし、台北市南港区、信義区も見渡せます。
円通禅寺は釈迦牟尼仏を崇拝し、文殊菩薩と普賢菩薩を結びます
大興ホールの右側には、円通禅寺の複合施設で最初に建設が開始された、旧ゴンデタンと呼ばれるケキレユアンがあります。元々はレンガでできていて、1981年に再建されました。
遊歩道の総主教塔は、インドの塔型の建物に似ており、伝統的な中国の塔のスタイルに統合されており、現在、精神的な骨の塔として使用されています
円通禅寺の建物は丘の中腹に建てられており、眺めが良く、双河エリアを見渡すだけでなく、大屯山や小平丁も見渡せます。
大興堂の柱形は洋風の柱で、神社の彫刻は日本で人気のバロック様式の装飾品のようなものです。
円通禅寺の門の屋根は、孟家龍山寺の本堂と同じように両刃で山の上に置かれ、屋根瓦は日本の架台で作られています。
大興ホールの前には和風の石灯籠があり、座席の後ろにはもともと昭和という言葉がありましたが、塗られて落とされました。
円通禅寺の門の前には、新光人寿保険の元会長である呉鳳志氏から寄贈された火獅子と青象の彫刻があります。