宜蘭県頭城鎮の慶元宮はこの地域で最も歴史の古い媽祖廟です。頭城は蘭陽地域における漢人が開拓した最初の地で、烏石港に近いことから、日本統治時代以前から非常に栄え、市場町が形成されていました。慶元宮もこの街中に建てられ、100年にわたりこの地を行き交う商人や住民を守ってきました。 慶元宮は清代に建造され、100年の間に何度も増改築が行われましたが、廟内には今なお創建当時の装飾などが数多く残されています。門の横にある石彫や柱は、全て地元の石材に職人が彫刻を施したもので、上品で素朴な雰囲気です。そのほか、木彫や彩色画など、いずれも地元各流派の工匠たちの技術の高さが表れています。廟には清代の県丞(副県長)が書いた対聯や、地元信者が献上した「寰海尊親(この世において親を尊ぶ)」の扁額があり、媽祖への敬慕の念が表れています。これらはいずれも重要な文化遺産であるとして、頭城慶元宮は2014年に宜蘭県の指定古跡に指定されています。
ウェンチャン皇帝とチャンジェマスターへの崇拝、太陰暦で毎年2月に祭りが開催されます
五穀天皇への参拝、神農天皇のクリスマスセレモニーは毎年太陰暦の4月26日に行われます。
メインホールで、東偉郡の元首相である王ペイが書いた二行連句のシーン
メインホールの眺め、メインホールには多くの絵画や木彫り、そして多くの連句があります
三川寺の門の上のプラーク「寰海尊親」は、寺院の重要な文化的遺物です。